平成30年度 事業報告

平成30年度 特定非営利活動に係る事業報告書
(平成30年4月1日より平成31年3月31日まで)

1)展示会事業等

①ケニア在住の韓国人写真家BT キム氏の写真展が、平成30年4月3日より23日の間、更に、10月14日より11月30日の間、韓国ソウル市のGallery Kong とGallery Waで夫々開催され好評を博した。
ナイロビでの展示会で披露された「夜明け前の深い闇に息づく野生動物の姿」を、Black Mistのタイトルで一層芸術的に描き出した香り豊かな作品群であった。
見る人に大自然に溶け込み、調和して生息する野生動物の姿を伝え、自然の保全・野生動物の保護の大切さを訴えていた。菊池理事長が出張し参加した。

②BTキム氏、JMヤン氏ら写真家3名が平成31年3月17日より19日の間、来日し、次回の写真展示会につき打ち合わせ、その後、富士山の麗姿を撮影した。

③NPO副理事長の野島優子氏は、平成20年3月以来、島根県に移住し安来節を習い、今や,安来節一宇川流男踊りの師範である。
東日本大震災の被災地とのかかわりは平成25年5月の岩手県釜石市と大槌市での公演がきっかけだ。
南相馬市の被災者からの依頼で南相馬安来節愛好会を結成し、数か月おきに850Kmも隔たった現地を訪問し、踊りの動作や表情などを指導した。
島根県浜田市、江津市の公共施設及び浜田市・安来市・雲南市の公民館や道の駅等に人々にお集まり頂き、踊りへのアドバイスや講演を行った。また、インドやケニアでの経験を伝えた。

事業名 事業内容 実施日時 実施場所 従事者の人数 受益対象 支出額
BT Kim
ケニア野生動物写真展示会
写真展
Black mist(霧)
4月2日から23日 韓国ソウル市Gong Gallery 10名 一般市民250~300 25千円
BT Kim氏ら3名の写真家訪日(交流) 写真撮影と
打ち合わせ
平成31年3月17日
から19日
新宿及び十国峠など(写真撮影) 1名 3名の写真家 13千円
HPの移設 1名 npo-wildlife.net 10千円
野島師範の被災地安来節公演(普及啓蒙) どじょうすくい男踊り 4月14日、15日、16日 福島県南相馬市と浪江町 1名

安来節愛好会
一般市民
40人+60人
(30千円)
野島師範の島根県での安来節公演(普及啓蒙) 男踊り・銭太鼓など 平成30年8月2日
9月16日
11月3日
11月10日
12月1日
12月20日
平成31年1月12日
1月25日
2月中5日間
(1/3/13/15/16)
3月3日
3月10日
島根県浜田市紺屋町、片庭町、浜田市立三階小学校・石見小学校・松原小学校、浜田世界子ども美術館、浜田道の駅、江津市後地、安来市西赤江町 1名

安来節保存会の会員及び安来節愛好会のメンバー数名
一般市民と子供たち多数
2)平成31年度活動予定

①BT キム氏の写真展示会が6月(12日から25日)にソウルで開催される。
支援のため菊池理事長やNPOの希望者が訪韓する予定。
幾代にも積った奴隷狩りの恐怖、果てしない貧困と病苦、白人からの偏見と差別への怒りを刻むケニア人の「顔」が、見る人々に新しい認識を喚起する。
②写真画やカード等の有効利用について検討する。

3)平成30年度を振り返って

主なメンバーが病気で相次いで倒れ、8月に菊池理事長も心臓病で手術入院の事態となった。他のメンバーも転勤や家庭で動けなかった。NPOの「今後」を話し合う必要がある。

以上