野島優子著
★幸せだから笑顔になるのではなく笑顔が幸せを運んでくれる・・★
この信念で、私は安来節(どじょうすくい踊り)を人々に届ける活動を行っている。
安来節は、みる人も踊る人も笑顔にする魔法の踊りである。
今回の舞台は「アフリカ・ケニア」
私の学生時代からの夢の国。夢の目標から27年目。夢って叶うんだ・・。
願った通りの子ども達との出会い。感動の10日間・ケニア旅!
今回のアフリカ公演は「終わり」ではなく「始まり」である。
ナイロビ日本人学校では全校児童生徒約40人を前に島根県民謡公演を行った。
演目は「しげさ節・関の五本松節・キンニャモニャ・安来節(唄)・銭太鼓・どじょうすくい踊り」である。
キンニャモニャと、どじょうすくい踊りは体験を取り入れた。
特にどじょうすくい踊りでは、現地のザル・びくを使った為、本格的な体験ができた。(ザル・びくは日本人学校の校長先生の計らいであった)
体験では教師も子ども達も大変盛り上がった。
児童の感想では「どじょうすくい踊りが良かった」というものが多かった。
以下小学部1・2年生の感想(抜粋)より
・5円を鼻に付けるところがおもしろかったです。
・安来ぶしのことがわかってよかったです。
・また、おもしろいおどりを教えてください。
・(どじょうすくいの)歩くところがおもしろかったです。
・はじめて安来ぶしをやったら、たのしかったです。またやりたいです。
・(お土産の)どじょうを食べたらニシンのような味でした。
・どじょうが、思っていたよりおいしくてよかったです。
安来節公演2 キテンゲラ市・サイディアフラハにて
サイディアフラハには幼稚園から小学5年生までの児童生徒が140人学んでいる。
サイディアフラハは日本人の荒川さんらが、貧しい子ども達の為に学校を建設し運営している。身寄りのない女子児童生徒16名の為の寄宿舎も整備されている。
児童生徒は、貧しい環境の中でも非常に真面目な態度で学習に取り組んでいる。
就職先(裁縫工場)となる施設も敷地内に併設している。
安来節の公演では、どじょうすくい踊りと銭太鼓を実演。
どじょうすくい踊りは、日本人学校から借りたザル・びくを使い主に高学年40人に体験させた。
どじょうすくい踊りで最も難しい腰振りが、皆上手く、たった1回の練習で、非常に上手に踊れた。リズム感があり、安来節を踊りこなしていた。
児童生徒からの感想を聞く事は殆どできなかったが、その表情から、喜んでくれた事が伝わった。
踊った児童だけでなく、周りで観ていた100人の児童達にもたくさんの笑顔があふれていた。
サイディアフラハの荒川さんのメールより
「子ども達やスタッフは(中略)非常に喜んでいました。あの腰の振り方とか、ケニア人にも大変うけました。
(中略)またぜひサイディアフラハに戻ってきて、子ども達に【ドジョウすくい】を指導していただけると幸いです」
中央が荒川さん |
この笑顔に会いたかった |
40人で |